ここまでつらつらと不満点を挙げてきました。
正直、まだまだ細々不満点があるにはあるのですが、それでもSuuntoを選んだ理由を。
やはりルート作成&ナビ
今まで自分が作成してきたルートをそのまま使用したいというのが最大の理由ではあるけど、「Movescount」でのルート作成に馴染んでしまったという点でしょうか。
「Movescount」なら
- 道を描く・修正する
- ウェイポイントを追加する
- 時計に転送する
これらがカンタンにできる。
ヒートマップで他者のルートを拝見&参考にしたり。
ルート作成における一連の流れが、とてもスムーズ。
だから選んだ。
ただ「Movescount」も公式発表だと2020年まで。Suunto APPではGoogle Mapが使えない(2019/3時点)のでこの先のことを考えると少々微妙。
今後の「Suunto APP」の大幅改善、もしくは「Movescount」に変わる次のサービスに期待するしかない。
高度プロファイルのナビゲーション機能
Suunto 9のトリセツでは「気圧計バージョンのみ有効」な機能として「 高度プロファイルのナビゲーション機能」が掲載されております。
この機能の有無は自分にとってとても重要で、Ambit 3の時にも基本的にこの高度プロファイル画面ばかりを見ていた。
基本、登山道を歩く山行なのでルート確認よりも「あとどれくらい登る(下る)のか?」「今どの程度の標高なのか?」コレを知りたいワケで。
気圧計「 あり or なし 」 で迷った際に、ちょっと気にはなっていたところ。上記のトリセツの様な書き方をされると、気圧計無しモデルはまったく表示できないのか?とも思えてしまうのですが、、、気圧計無くても、ある程度は表示できる。
もちろん、GPS 高度の表示なので精度は大きく劣るワケですが。気圧計を搭載していても、正しく使用しなければ結局はズレるわけで。(と、ここでもBaro無しを選んだ自分を必死に慰める。。。)
とにかく、自分が見たかった、使いたかった画面がBaro無しでも見れるということで、フツーのSuunto 9を選んだというわけです。
さすがのバッテリー容量&設定
まだバッテリーを使い切るほどの冒険には出れておりませんが、とりあえず全然減らない。
諸々、ログの精度を考えるとノロノロ動く山行なら中間設定である「エンデュランス = 50時間」で十分かと思われる。
バッテリー残量を気にするのって、アウトドアでの精神衛生上良くないですから(笑
50時間は心強い。
でもって、購入理由というよりは、購入後に改めて感じるところ。
選んで良かったと思えるところ。それは、バッテリー周りの設定&切替の容易さ。
予め設定されている3種類のバッテリーモードも、計測前にボタン一つで簡単に切り替えられるのも良いし、稼働予想時間も表示してくれる。
例えば、上記画像が計測開始前の画面。
グリーン表示は「パフォーマンスモード」で高精度モード。
画像ではバッテリー残量(55%ほど)に対し、稼動予想時間が「13時間」と表示されています。パーセント表示だけじゃないところが便利。
この画面で、上のボタンを1回押すと「黄色:エンデュランスモード」に変わる。
稼動予想時間が20時間に増えた。
更に上のボタンを押して、「オレンジ:ウルトラモード」に変わる。
バッテリーが半分くらいしかないのに、76時間って(笑
さらに便利なのが、バッテリーのオプション設定。
上記の画面の時に、下ボタンを押すか画面を下から上にスワイプしてオプション画面を表示して、センサーやら画面表示などバッテリーに関わる微調整できる。
例えば、心拍計をオフにするなどして、稼働時間を延ばすことができたりする。
一気に5時間伸びた!
日帰り山行でも少し心もとない予想時間から、十分心配ないレベルまで改善。こんなちょっとした変更がスグにできるのがかなり良い。
もちろん、記録途中でもバッテリーモードを変えられる。
(計測を一時停止⇒ 中央ボタン長押しでオプション画面表示)
毎回直前に変更するのが面倒な場合、スポーツモード設定でスポーツモードごとにバッテリー設定を変更&保存しておくことができる。ランニングならパフォーマンス&心拍計ON、山ならエンデュランス&心拍計OFFなど。
GPSの精度
Suuntoでみちびき対応となると、選択肢が限られており、結果Suunto 9を選ぶことになったワケですが、要は「GPSのログ精度」を上げたかったから。(Ambit 3 比で)
これについては他所でもいろいろ比較が済んでいるかと思いますので感想だけ(笑
バッテリー同様、購入後に実感したポイントではありますけど、結果満足しております。
下は先日走った東京マラソンのスタート直後。
左腕につけて、道の左側を走ったワケですが、やはりどんなGPSでも高層ビルは苦手ですよね。
けど、道の左側にラインが軌跡があるし左腕であることを考えると、スゴイです。さらに下記なんかは比較的開けたポイントなので、素晴らしい軌跡。きっちり左側をトレース。
そりゃたまにはこんなところもありますよ。
↓
細い線が実際通過したルートと方向になるわけですが、両側を高いビルに囲まれると、どんなGPSでも厳しいでしょう。
上記2画像の軌跡を見ると、画像下方向からGPSの信号を捕捉していたんですかね(笑
ってことが判るのも、捕捉性能があってこそか?
遮蔽されたか否かが判る??
下の画像では、上側が日比谷公園&皇居で開けている。
下側は東京ミッドタウン日比谷などのビル群で遮蔽されている。
ここは、赤いラインが往路になりまして、下側が遮蔽されているので晴海通りから日比谷通りへショートカット気味に左折。
復路、ゴール直前の東京駅へのルートですが、日比谷通りから晴海通りに入りさらに石畳の道に左折するところあたりで、画面下側の東京ミッドタウン日比谷などのビルに遮蔽されて信号が届かなかった⇒ ショートカット気味になった?
捕捉精度が向上したからそこ、この様なことが判る?のでしょうか。
スントっぽいデザイン
こればかりは好みもあるかと思いますけど。
最終的には、デザインを気に入ったというところ(笑
アクティビティで使うもの=道具、とは言えある程度愛せるデザインを纏っていて欲しい(苦笑
それにしてもデカすぎ?
確かに日常使用にはデカイ。
けど、このデカくてブリんとした感じこそが、スント感とも言えるわけで(笑
結局そこが好きだから、この大きさでも選べるんでしょうね(汗
けど、今回のSuunto 9を「最大」としていただき、今後はもう少し小さくしていただきたいかな(笑
正直、全体的な使い勝手は不満点の方が多いけど、
それらの大半は管理ソフトウェアのアップデートを重ねていただくことで改善されるのではないか?という、淡い期待を持ちつつ。
しばらく使っていこうかと思いますよ。
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